合唱団プロフィール/指揮者紹介

私たち「京都クラウディオ・モンテヴェルディ合唱団」は、合唱音楽の源流と言う
べき作曲家 モンテヴェルディの作品を、また広く古今の作品を、京都の地で演奏し、
聴衆の皆さまと音楽の喜びを共有できることを目指しております。


京都クラウディオ・モンテヴェルディ合唱団


 1972年 京都グローイング合唱団〜京都中央混声合唱団を経て、1988年 現団名に改称。バロック音楽の現代的価値を見出して関西を中心に広く活躍する當間修一を音楽監督とし、年2回の演奏会を中心に活動している。
 これまでに演奏活動の中心としてモンテヴェルディの作品を取り上げ(1992年より連続演奏シリーズを進行中)、「聖母マリアの夕べの祈り」、ミサ曲、マドリガル、モテットを多数演奏、モンテヴェルディの音楽を京都の地に紹介し続けている。 またルネサンス、バロック時代の作品から、T.タリス「エレミヤ哀歌」、T.L.deビクトリア「死者のための聖務曲集(レクイエム) 」、J.S.バッハのモテット、H.シュッツ「受難モテット」などを演奏。この他に S.バーバー「アニュス・デイ」、J.ラッターの小曲集などの現代作品を演奏している。
 邦人作品も積極的に演奏し、千原英喜「雨ニモマケズ」「十字架上のキリストの最後の言葉」他、木下牧子「ティオの夜の旅」他、鈴木憲夫「祈祷天頌」他、燗c三郎「心の四季」他、西村朗「まぼろしの薔薇」、三善晃「五つの童画」など、意欲的なプログラムを盛り込んだ演奏活動を継続している。
 2010年5月、姉妹合唱団である名古屋ビクトリア合唱団とともに、モンテヴェルディゆかりの地であるイタリアのマントヴァ、ヴェネツィアにて公演。2011年1月、「柴田南雄とその時代 第二期」(2011年10月FONTECより発売)収録の「三重五章」の録音を姉妹合唱団である大阪ハインリッヒ・シュッツ室内合唱団、名古屋ビクトリア合唱団と行う。  また、2010年より『當間修一合唱講座 in京都』を開講。
 2017年5月31日から6月4日にかけてイタリアで開催された「マントヴァ室内楽フェスティバル」に招聘され、當間修一の指導する姉妹合唱団と共に9回の公演を行い、現地の熱烈な絶賛を博す。


音楽監督・常任指揮者 當間 修一


 「京都クラウディオ・モンテヴェルディ合唱団」音楽監督・常任指揮者。「(社)大阪コレギウム・ムジクム」主宰。
 大阪音大在学中よりバッハの音楽に傾倒、オルガニスト及び通奏低音奏者として研鑽を積む。
 1975年大阪コレギウム・ムジクムを設立。1976年室内オーケストラ「アンサンブル・シュッツ(現シンフォニア・コレギウムOSAKA)」を創設。また、同じ頃、新しい発声法、新しい運営法、新しい合唱メトードを生み出し、翌1977年「大阪コレギウム・ムジクム合唱団」、その後その核となる「大阪ハインリッヒ・シュッツ室内合唱団」を創設。以降常任指揮者として世界でも類をみない合唱団、オーケストラへと発展させ、国内外で高い評価を得ている。2013年「一般社団法人 大阪コレギウム・ムジクム」に法人化。
 「ハインリッヒ・シュッツの作品の演奏」を活動の1つの柱にし、その作品を日本に紹介し続けるとともに、合唱団とオーケストラにおいて、ルネサンスから現代音楽までの魅力ある作品を「現代に生きる」演奏で紹介し続けている。1989年〜2004年に5度のヨーロッパ、ドイツ公演を行う(ケストリッツ/シュッツ協会、及び中央ドイツラジオ放送夏季音楽祭などに招かれる)。また2010年・2017年にイタリア、2013年にはスペインにて主宰・音楽監督を務める合唱団による公演を行い(2017年はマントヴァ室内音楽フェスティバルに招聘される)、現地の熱烈な賞賛を博す。
 これまでに 36タイトルの CDをリリース。
 2008年には「OCM歌唱発声法 改訂版」テキスト、「OCM歌唱発声体操」DVDを発表。2009年カワイ出版より混声合唱曲集「日本・こころのうた(春夏編、秋冬編)」(鈴木憲夫/當間修一・共編)を刊行。2012年全音楽譜出版社より無伴奏混声合唱曲集「この愛しきものに」(當間修一作品集)を刊行。2013年、テキスト「ヴォーチェ・ディ・フィンテとその実践」(全音楽譜出版社)およびDVD「ヴォーチェ・ディ・フィンテによる合唱のための声づくり」(ブレーン株式会社)を刊行。2015年、I.シュタイン原著「ハインリヒ・シュッツ―その生家500年の歴史―」邦訳版(東京図書出版)を監修・刊行。
 「東京コレギウム・ムジクム合唱団」主宰。「名古屋ビクトリア合唱団」、女声合唱団「りんどう」、女声合唱団「コーロ羽衣」の音楽監督。大阪公立大学混声合唱団「EWA CHOR(エヴァ・コール)」の技術顧問。大阪医科薬科大学薬学部混声合唱団の音楽アドバイザー。NHK全国学校音楽コンクール、全日本合唱連盟合唱コンクール、宝塚国際室内合唱コンクールなどの審査を務めた。
 1996年大阪文化祭賞奨励賞、1998年文化庁芸術祭音楽部門優秀賞、2001年ABC音楽賞「クリスタル賞」受賞。2003年関西合唱連盟より「長井賞」を受賞。2011年大阪文化祭賞グランプリを受賞。2014年「第49回大阪市市民表彰」文化功労部門にて表彰。
 京都クラウディオ・モンテヴェルディ合唱団では、1984年より指導をはじめる。1992年より「モンテヴェルディ連続演奏シリーズ」を開始、演奏会においてモンテヴェルディ作品を演奏、その魅力を京都の地で紹介し続けている。
 2010年より「當間修一合唱講座 in 京都」が開講され、多くの参加者から賛同を得ている。

[ 指揮者のメッセージ]


鍵盤奏者・練習ピアニスト 木下 亜子


 京都クラウディオ・モンテヴェルディ合唱団鍵盤奏者。大阪コレギウム・ムジクムピアニスト。
 京都市立芸術大学音楽学部卒業、同大学大学院修了。 ピアノを中谷弘、 宮澤功行、神西敦子の各氏に、チェンバロを春山操氏に師事。学部在学中、第4回ピアノフェスティヴァル(学外コンサート)等に出演。京都芸術祭デビューコンサート出演。独・マタイザー夏期講習において声楽マスタークラスの伴奏ピアニストをつとめる。釧路音楽協会高後賞、青山財団よりバロックザール賞を受賞。イーストマン音楽学校夏期セミナー '99 in 浜松 において伴奏ピアノクラスを受講、Jean Barr 教授に師事。
 '04年 ジョイント・リサイタル、'21年 初の自主企画コンサートを開催。 現在合唱伴奏・歌曲伴奏・室内楽などにおいて活動を行っている。


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