第78回 定期演奏会

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〜モンテヴェルディ連続演奏シリーズ Vol. 78 〜

 


     
◆ 信時 潔 混声合唱組曲 沙羅〔改訂新版〕
編曲: 木下 保 
詩: 清水 重道 
1. 丹澤  2. あづまやの 3. 北秋の  4. 沙羅
5. 鴉   6. 行々子   7. 占ふと  8. ゆめ
 
◆ C. モンテヴェルディ Lamento d'Arianna アリアンナの嘆き 
  ( SV 107 ) マドリガル集 第6巻 より
 
◆ 千原 英喜 混声合唱のための おらしょ カクレキリシタン3つの歌 
  �T〈第1楽章〉/ �U〈第2楽章〉/ �V〈第3楽章〉
 〜アンコール〜
◆ 千原 英喜 第二の言葉(混声合唱のための 十字架上のキリストの最後の言葉 より)
 


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指揮
ピアノ
合唱

: 當間 修一
: 木下 亜子
:京都クラウディオ・モンテヴェルディ合唱団

Flyer; the 78th Concert
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【PDF版ファイルは、こちら】( 両面:5.6 MB )

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【外部リンク】
《 別館ホール “今昔物語” 》
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  • 日時 : 2026年 9月6日(日)
         開演 … 15時00分(開場 … 14時30分)

  • 会場:【 京都文化博物館 別館ホール 】
       京都市営地下鉄「烏丸御池」駅から 徒歩 約3分 

- 入場料 -
  《 前売券 》   《 当日券 》 
一般¥2,800 ¥3,000 
学生¥1,800 ¥2,000 
高校生以下¥  800 (前売と同額)




曲紹介

◆ 信時 潔 (編曲:木下 保) 混声合唱組曲 沙羅〔改訂新版〕
作曲者の信時潔は明治20年生まれ。大正から昭和にかけて多くの声楽作品を発表しましたが、代表作「沙羅」は戦前期日本を代表する名歌曲集です。
合唱版編曲者の木下保は歌曲集「沙羅」を初演歌唱しており、テノール歌手、合唱指揮者として昭和初期から活躍しました。日本歌曲の演奏には「“やまとことば”の歌唱法と発声法」が必要と主張しました。この合唱曲の世界にはその思いがいっぱいに詰まっている気がします。
日本語の響きや音色の豊かさ多彩さをお楽しみいただければと思います。
「丹澤」冬枯れの山道を独り行く。寂寥の中にも明るい景色が広がる。
「あづまやの」 好き者の貴公子の誘いを真に受け屋敷を訪ねた女。すっぽかされ五月雨にしとどに濡れる落胆と怒り。
「北秋の」道端に咲く小さな白い花。君を思わすその可憐さ床しさ。
「沙羅」日没前の林の中。露の重みに耐えかねはらりと散る沙羅の花びら。夢幻の如き一瞬。
「鴉(からす)」氷の張った田を不器用に跳ねながら歩く鴉。何処へ行くか、大おそどり。やるまいぞ、やるまいぞ。
「行々子(よしきり)」耳やかましいヨシキリの鳴き声。思い出す幼い頃の情景とけたたましい鳴き声。
「占ふと(うらのうと)」長からむ心も知らず――黒髪の乱れに心も乱れ――我が戀の行方や如何――
「ゆめ」明け方の夢に見えた野の果ての広漠たる池。ただ独り眺め居る我の姿は夢なるか真の我が生の姿か。
(テノール 笹川 馨)
 

◆ C. モンテヴェルディ  Lamento d'Arianna -アリアンナの嘆き-
1608年に初演されたモンテヴェルディ作曲のオペラ「アリアンナ」(残念ながらオペラのスコアは残されていない)のソプラノのアリアを、作曲者自身が5声のマドリガーレに編曲したものです。
詩の背景はギリシャ神話。アリアンナ(アリアドネ)はクレタ島の王女です。
クレタ島の迷宮に閉じ込められた牛頭人身の怪物ミノタウロスの退治にやってきたアテネの英雄テゼオ(テセウス)。テゼオに恋をしたアリアンナは迷宮の脱出方法を教えます。見事怪物を倒したテゼオと一緒にアリアンナは故郷を捨てて船で駆け落ちします。しかし、途中立ち寄ったナクソス島で、なんとテゼオは彼女を置き去りにしてしまったのです。
恋人に捨てられた哀れなアリアンナ。輝かしい未来の待っているテゼオをなじり、彼と幸せに過ごすはずだった未来を恨みながら、「私を死なせて!」と1人浜辺で悲しみと絶望に暮れます。
さあ、これからアリアンナはどうなるのでしょう・・。 恋多きギリシャ神話の登場人物たち。彼女には後日談が待っていますが、それはまた別のお話。興味をお持ちの方はぜひ調べてみてください。
今回、3年ぶりの演奏で当団お馴染みの曲です。よりドラマチックにイタリア語の語りが伝わるような演奏を目指したいと思います。
(ソプラノ 和佐谷 宏子)
 

◆ 千原 英喜     混声合唱のための おらしょ カクレキリシタン3つの歌
1549年に日本に伝来したキリスト教は、宣教師たちによって日本各地に布教が広がりました。キリシタンにより歌われていたグレゴリオ聖歌やモテット(合唱曲)はその後の禁教と弾圧の嵐の中で歴史の中から忘れ去られましたが、キリシタンは密かに独自の信仰を守り続けました。「オラショ(ラテン語で Oratio)」はカクレキリシタンたちが今日まで語り、歌い継いできた祈りのコトバです。
パライゾ(天国)へ行くことを願い、弾圧の中貧しく厳しい暮らしに耐えながら生きた人々の夢と情熱、時代の渦の中に消えていった人々のかなしみを歌い上げます。
【第1楽章】長崎県平戸島の「五島ハイヤ節」 信仰のために故郷の地を棄てなければならなかったカクレの人々の望郷の歌。
【第2楽章】天主堂での祈り。異国の宣教師たちと共にキリシタンの声が高らかに唱和する。
オラショ「ぐるりよざ」の原曲は、中世・ルネサンス期のイムヌス(讃歌)「O gloriosa Domina (おお輝ける聖母よ)」をテキストとする、当時イベリア半島で愛唱された聖歌であるという。現在のヨーロッパでは本歌の伝承は絶え、カクレキリシタンたちによって形を変えながら400年に渡り今日まで口承されている。
【第3楽章】“オロロン”は島原をはじめ有明海沿岸地方の子守唄に共通する、あやしコトバ。続いて平戸島の獅子というところに伝わる「泣き歌」。中間部からラプソディックに唱和されるのは、生月島山田の殉教者を悼み、讃えた「ダンジク様のお歌」と「サンジュワン様のお歌」。再び「泣き歌」が歌われ、幕を閉じる。
《楽譜掲載の解説文から引用、要約》
(ソプラノ 和佐谷 宏子)