第59回 定期演奏会

Logo : 関西から文化力

文化庁
関西元気
文化圏

参加事業

 
【後援】 京都府 ・ 京都市 ・ 公益財団法人日本イタリア会館 
公益財団法人 三菱UFJ信託地域文化財団 助成事業


 

  〜 モンテヴェルディ連続演奏シリーズ Vol. 59 〜 生誕450周年記念
 ◆C. モンテヴェルディ   Messa a 4 voci da capella  (SV190) -4声のミサ
 
 
 ◆ 西 村  朗  混声合唱組曲 『まぼろしの薔薇』(詩: 大手 拓次)
 T まぼろしの薔薇  U 薔薇の誘惑  V ばらのあしおと
W 孤独の薔薇     X ひびきのなかに住む薔薇よ
 
 
 ◆  林  光 混声合唱とピアノのための『 木のうた 』  (詩: 木島 始)
 
  〜 ア ン コ ー ル 〜
 ◆C. モンテヴェルディ    Cantate Domino, canticum novum 
 


  • 指 揮:   当 間 修 一
  • ピアノ:   木 下 亜 子
  • 朗 読:   猿 田 惠 輔 (※ 木のうた)
  • 振 付:   田 坂 悦 子 (※ 木のうた)
  • 合 唱: 京都クラウディオ・モンテヴェルディ合唱団

  • 日 時: 2017年 7月29日(土)
            開演 … 18時 00分
           (開場 … 17時 30分)

  • 会 場: 【 京都府立府民ホール  A L T I  】
    −京都市営地下鉄(烏丸線)「今出川」駅 出口6から南へ徒歩 5分

  • 入場料:      (前売)  (当日)
    •  一 般  ¥2,800 / ¥3,000
    •  学 生  ¥1,800 / ¥2,000
    • 高校生以下 ¥  800 / ¥  800

Flyer; the 59th Concert
クリックで拡大画像を
ご覧いただけます
( PDF , 1.3 MB )



◇・- ◇・- ◇・- ご あ い さ つ -・◇ -・◇ -・◇
 

 本日は、京都クラウディオ・モンテヴェルディ合唱団第59回定期演奏会にお越しいただきありがとうございます。

 今回の演奏会は、イタリアでの招聘公演を経ての演奏会となります。姉妹合唱団である 大阪ハインリッヒ・シュッツ室内合唱団、大阪コレギウム・ムジクム合唱団、名古屋ビクトリア合唱団、東京コレギウム・ムジクム合唱団のメンバーと共に モンテヴェルディの聖地イタリア・マントヴァで演奏してきました。当間先生が作られる音の世界の当事者として その場に立つことができ、現地の皆様の反響に触れることができた経験は、人生の中でも大きな宝物となりました。

 そしてモンテヴェルディ生誕450周年の記念の年でもある2017年のこの演奏会で、モンテヴェルディ「4声のミサ」を演奏します。
 イタリア演奏旅行でも演奏した「4声のミサ」。 作曲者ゆかりの場所「聖バルバラ教会」での演奏を経験し、文字通り音が降ってくる、残響を聴きながら歌うという 奇跡にも近いような時間を過ごした事を思い出しながら練習してきました。大きな経験をしたことで、合唱団としての目標点を より明確にできたような気がしています。今のモンテヴェルディ合唱団の"響き"をお聴きいただきたいと思っております。

 「まぼろしの薔薇」は、西村朗先生のオリジナル合唱曲の最初の作品になります。西村作品独特の酩酊感を持つ世界が広がり、私たちの 想像の世界をも広げるような、そんな作品になっています。
 夢かまぼろしか。様々な情景の中で出てくる薔薇はどんな薔薇に聴こえるでしょうか。そして見えるでしょうか。

あっという間にこの世界に引き込まれてしまうのではないかと思います。西村作品の世界をぜひご体感ください。

 そして、「木のうた」。ジョールジュ・レホツキーの絵本を元に作られた曲で、木を中心に絵本の世界が進んでいきます。
 ただそこにある木、ではなく、私たちの生活に密接に関わっているのだ、という強いメッセージのこもった曲です。普段そこまで考えただろうか、と 改めて思わせるような詩に、より一層心を込めたいと思います。
 この「木のうた」を今回は演出付きで演奏します。モンテヴェルディ合唱団25年ぶりのことです。 慣れない演出付き演奏に、四苦八苦しながらも、少しでもこの世界が表現できればと練習してきました。
 今回の演出では、団員が考えた演出もあります。この場面はどんな情景だろうか、どんな心境だろうかとたくさん悩みながら考えました。 どんな演出となっているかもお楽しみください。

 合唱団だけでは、この演奏会は成り立ちません。うたにピアノがものすごい力で迫ってきます。リズミックに刻み、ときに どこかを彷徨うようなファンタジーな世界を引き出し、酩酊感を生み出し…。歌いながらも、ピアノの音に酔いそうなくらい グッと濃い世界が広がります。ぜひ注目してお聴きください。

 様々な課題も持つ私たちですが、これからも力の限り歌い続けていきたいと思います。 今後とも、温かいご声援を賜りますよう、どうぞよろしくお願いいたします。
 

京都クラウディオ・モンテヴェルディ合唱団
代表 西台 倫子


…元のページへは、Web Browser の [Back]ボタン等の機能でお戻りください。…