第47回 定期演奏会
 −モンテヴェルディ 連続演奏シリーズ Vol.47−

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参加事業

金閣寺近くの教会にて、祈りと詩の世界、心安らぐ歌をお届けします。 秋のひとときをお楽しみください。 団員一同、皆様のご来場を心よりお待ちしております。


 

  ♪   T. タリス       『エレミア哀歌』より 第 T 部
“ The Lamentation of Jeremiah ”

  ♪ T. L. de ビクトリア   『死者のためのミサ』(4声のレクイエム)
−ビクトリア、没後 400年記念演奏−   “ Missa pro Defunctis à 4 vo.”

  ♪  J.ブラームス   『何故に労苦する人に光を与え』2つのモテット ( op.74 ) より
“ Warum ist das Licht gegeben dem Mühseligen ”( op.74-1 )

  ♪ C.モンテヴェルディ 『神が家を建てるのでなければ』 ( 詩編 126 )
“ Nisi Dominus ” : Psalm 126

  ♪   高田 三郎         『 典礼聖歌集 』より
  愛の賛歌 / 平和の祈り

  ♪   当間 修一        『 当間修一 作品集 』より
象の鼻 / 空と海 / あさがほ(作詩:金子みすゞ)
    瓜はめば        (作詩:山上憶良 )  

  ♪   高田 三郎      混声合唱組曲『 心象スケッチ 』
  1 水汲み / 2 森 / 3 さっきは陽が / 4 風がおもてで呼んでいる
(作詩:宮澤賢治)

  ♪   アンコール
    -  高田 三郎       『 平和の祈り 』( 典礼聖歌集 より)
    -C.モンテヴェルディ 『 Cantate Domino canticum novum 』


  • 指 揮:   当 間 修 一
  • 合 唱: 京都クラウディオ・モンテヴェルディ合唱団

  • 日 時 : 2011年 11月 5日(土)
            開演 … 15時 30分
           (開場 … 15時 00分)

  • 会 場 :【 カトリック衣笠教会 (北区衣笠御所ノ内町4)
     
  • 入場料 :     (前売)  (当日)
    •  一 般  ¥2,000 / ¥2,200
    •  学 生  ¥1,500 / ¥1,700
    • 高校生以下 ¥  500 / ¥  700


【交通のご案内】   □ 京都市バス □
 西大路四条 から
(阪急・西院駅) 
205 系統『金閣寺道』下車
 西大路通を北へ:徒歩1分
北大路バスターミナル から
(地下鉄・北大路駅)  
204, 205
101, 102
宇多野, 御室仁和寺 から
  立命館大学前 から
59
12, 59
   二条城前   から
同志社前, 烏丸今出川 から
12
59
『金閣寺道』下車  【 i. 】
 北大路通を西へ:徒歩1分
  1. 三条京阪(始発)・四条河原町からは、経路が長く時間が掛かります。また『金閣寺道』停留所が 北大路通の東寄りに離れておりますので、ご注意下さい。
  2. 12, 59 系統は『金閣寺前』にも止まりますが、徒歩約3分と 遠くなりますので、『金閣寺道』停留所をご利用下さい。

 
Flyer; the 46th Concert
クリックで拡大画像をご覧いただけます。
( PDF , 700 kB )

 


「京都 C.モンテヴェルディ合唱団」
 第47回定期演奏会
演奏にあたって
当 間 修 一

沢山の人の魂がいまださ迷っていることに身が刻まれていくような痛みを覚えます。 このたびの大震災・大津波で亡くなられ、そして今以て多くの方々の消息が不明 ということだけではなく、この地球上の世界各国で 同じような悲惨な事態が起こっていることに対する、私自身の正直な体の反応です。
いや、昨今のことだけではなく、歴史を通じて思いがけない不幸に見舞われた方 々への痛恨の思いも併せて感じている私がそこに居ます。
無念で寂しい、孤独な魂が行き方無くさ迷われているだろうと思われてなりません。
今強く、心からの慰めであれと願ってこのコンサートを開くことにしました。
何か伝えたい、語りたい、祈りたい、心と魂と交感しあいたい、 私の奥底からの突き上げです。
 

「エレミア哀歌」は故郷を失った者の望郷の思いを切々と綴る悲しみの歌です。

死者のためのミサ曲「レクイエム」は、この作曲家の 没後400年となる今年に歌われる機会を得ることになった曲。6声の同名の作品が有名で その影 でひっそりと出を待っていた作品。 死者の霊を安らかに、その魂に光をと古(いにしえ)の響きが立ち上がります。

「何故に?」と信仰厚き者が神に向かって問い掛けます。 何故私がこれほどに苦しまなければならないのか? 神はその苦しみを知りながら沈黙を保ち、 なおも責め立てるのか。

最後に歌われるコラール、「安らぎと喜びをもって私は進もう」は ドイツにおける奥深い信仰故の救いと希望の調べです。

モンテヴェルディ「神が家を建てるのでなければ」は 言葉の音画化を目指そうとする人間再発見の個性的な音楽スタイルを示します。 音と言葉とが密接 な関係を持ち始めたバロック文化の夜明けです。

「言葉は肉体となった」。私たちに直接に訴えてくる言葉。 言葉を発する、その言葉を用いる者の真の思いは言葉の語りの中にはっきりと見えてくる。 典礼聖歌(カトリック)に愛と平和の賛歌を歌います。

一人の詩人が綴る短い詩に、人の一生の哀しみを覚えます。 自ら死を選ばなければならなかった縺(もつ)れた糸の哀しみ。 「みすゞ」はこちらに優し く微笑みかけながら何かを語りかけています。

何ごとにも代えがたい人の命の尊さ。それは一人一人が描く人生足跡のスケッチにあります。 想い描いたスケッチはその人そのものであり、その描かれ た想いは何よりも貴く、 そして生きている、生きた証です。
東日本大震災(東北地方太平洋沖地震) 、東北地方は今も昔も多くの災害に苦しんできました。 その風土の真っ只中で心象スケッチを残した宮澤賢治。賢治は今も生きている。
私の中に、私たちの中に、しっかりと刻み込まれた人のスケッチとして生きている。 私はハッキリとそれを感じています。


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