第３３回定期演奏会
−モンテヴェルディ連続演奏シリーズ Vol.33−

モンテヴェルディ作品の白眉と言える“聖母マリアの夕べの祈り”当団で取組むのも４度目となりますが、 回数を重ねるたびに作品の奥深さを実感しております。今回は久しぶりに「府民ホール ALTI」での演奏。 振返りますと、'98年にこの“Vespro”を演奏して以来…ということに気づきました。このホール、 実は“Vespro”を演奏するにもって来い、自由度のある舞台構造に加えて客席２階袖などを教会の聖歌隊席に 見立てた構成を行う事ができます（最終的にどうなるかは当日の舞台設定の時点まで確定せず、団員でも ある種ミステリーなお楽しみです。）ただ、ベネチアの大聖堂を彷佛させる響きを、間違いなくお届けできるものと 信じております。
桜爛漫の京の春宵、是非　絢爛の響きをお聞きください。

“Vespro”についての 作品解説・過去の演奏編成の記録 等を、当団の資料のページ
『モンテヴェルディの本棚』内、 『 Vespro って何？』のコーナーにまとめております。
こちらもご参照いただければ幸いです。

クラウディオ・モンテヴェルディ

Vespro
　　della Beata Vergine 1610

『聖母マリアの夕べの祈り』

〜通奏低音編制による全曲演奏〜

　
＜アンコール＞　　　　
『２つのモテット』　Adramus te　　
　　　　　　　　　　Cantate Domino

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